【本の紹介】DIE WITH ZERO

本の紹介

色々な媒体で紹介されている「DIE WITH ZERO」を読んだ感想を書いてみます!

この本をおすすめできる人

・お金を貯めることが目的になっている人

・日々がなんとなく過ぎている人

・人生を豊かにしたいと願っている人

「DIE WITH ZERO」を読んだきっかけ

前回の記事で紹介した「お金の大学」を読み、お金の貯め方、稼ぎ方は分かりました。

ただ、お金を貯めて何がしたいのか?と疑問がわき、色々な考えを知りたいと思いました。

ふる
ふる

なんでお金稼いでいるんだっけ?将来のため?

書店でDIE WITH ZEROのサブタイトルである、「人生が豊かになりすぎる究極のルール」が目に留まり購入してみました。

読んでみて良かったポイント

①お金を稼ぐ意味を考え直すことができた

②「ゼロで死ぬ」という考えが衝撃的だった

①お金を稼ぐ意味を考え直すことができた

人生で一番大切なことは、思い出を作ることだ。

「DIE WITH ZERO」ビル・パーキンス著 ダイヤモンド社出版(2020/9/29)より引用

DIE WITH ZERO」は人生をどのように豊かに過ごすのかをテーマに9つの項目に分けて説明されています。

上記言葉は最後のページでも触れられており、この本が伝えたいことが簡潔に表現されています。

「そんなの、当たり前だ」と思うかもしれません。

ただ、多くの人が頭では大切さがわかっていても、意識して行動に移している方は少ないと思います。

著者は、実体験として父親とのエピソードをあげています。

体が弱り旅行できない父親に、1番輝いていた学生時代の思い出の動画・写真が詰まったIPADを渡すと、父親はIPADを見ながら思い出にふけり、笑い、泣き、大きな喜びを得たと書かれています。

人生の最後に残るのは、お金でも地位でもなく思い出なのだと改めて感じました。

経験からは、その瞬間の喜びだけではなく、後で思い出せる記憶が得られる。

経験を増やすと、雪だるま式に幸せになれる。

「DIE WITH ZERO」ビル・パーキンス著 ダイヤモンド社出版(2020/9/29)より引用

また、著者は経験を投資と捉える考え方も提唱しています。

お金を払って得られる経験は、その瞬間の満足感だけではなく、10年、20年、残りの人生でその経験を思い出すたびに「喜び」も与えてくれます。

ただ、経験に投資しようとすると、どうしても目の前の利益に目が向いてしまう人が多いと思います。

私も前回の記事でお伝えしたように「お金の大学」でお金について学ぶことができました。お金の大学ではお金を使うことも説明されていたのですが、私の関心はお金を貯め、将来に投資することでした。

まー君の教育資金や老後資金のことばかりを考えていたことに気づかされました。

ふる
ふる

将来のためだけに働いている?? 今を楽しめてる?

若ければ若いほど経験から得られる喜びは多くなります。今日、1か月後、今年中に投資できる経験があるか考えていくことが大切だと思います。

ただ、私自身いきなり頭で整理することは難しかったです。そのため、何か管理できるものがないか探していたところ「夢アプリ」というアプリを見つけました。

「夢アプリ」は、経済、仕事、家庭、健康、心、知識の項目ごとに目標を決め、その目標を叶えるための行動をいつまでに達成するのかを入力し整理できます。

妻とも共有し、いくつか目標を立てました。特に力を入れているのが「家庭」です。

例えば、県内のプチ旅行を12/31までにするや、まー君と行ったことがない公園で遊ぶを8/31(今月中)までにするなど具体的に決めています。

この本を読んで、「今できることを探して、積極的に思い出を作る」という考え方に変わりました。

②「ゼロで死ぬ」という考えが衝撃的だった

生きているうちに金を使い切ること、つまり「ゼロで死ぬ」を目指してほしい。

「DIE WITH ZERO」ビル・パーキンス著 ダイヤモンド社出版(2020/9/29)より引用

本のタイトルにもなっている「ゼロで死ぬ」。

私は今まで老後をどのように苦労なく過ごせるかばかりで、「ゼロで死ぬ」なんて考えたこともありませんでした。

①で話したように、経験は投資です。ゼロで死ぬとは、最大限のお金を利用し経験に投資ができ、思い出による喜びを得ることができた状態です。

「いつ死ぬか分からないからゼロで死ぬことはできない」に対しては、自分自身ができる限り長寿を全うすることを前提に考えれば良いと提唱されています。

極端な話、100歳で想定しても問題ないと思います。

著者は、経験にお金を使い老後は困窮しても構わないと言っているのではなく、老後を心配し過ぎて必要以上に貯金していたり、お金を使うタイミングが遅すぎることを問題提起されています。

「ゼロで死ぬ」を目標とした場合は、なんとなく必要以上のお金を貯めている自動運転モードから脱し、今と将来を考え能動的に貯蓄、経験への投資を進めていくことが大切です。

ふる
ふる

自分も自動運転モードでした、、

具体的な方法としては、「人生最後の日を意識する」「子どもには死ぬ前に与える」「年齢にあわせて金・健康・時間を最適化する」「やりたいことの賞味期限を意識する」などを提唱されています。

①で書いたことは、「やりたいことの賞味期限を意識する」の内容に少し触れています。

読んでみて発見が多かった「人生最後の日を意識する」を深掘りしてみます。

🌄人生最後の日を意識する

自分があとどれくらい生きるかを真面目に考えてみることには価値がある。

慎重派の人は150歳まで生きるかのような過度な貯金をしてしまう。

「DIE WITH ZERO」ビル・パーキンス著 ダイヤモンド社出版(2020/9/29)より引用

この本を読むまで、自分自身の寿命を真剣に考えたことはなかったです。寿命を考えることはゴール設定であり能動的に貯蓄、経験への投資を進めていくためには必要です。

最近は、保険会社のホームページ等で寿命計算が可能です。

自分の寿命を意識してみることで、どのくらいの老後資金がいるのか、経験へ投資できるお金は何円までなのか具体的に考えることができると思います。

著者は、寿命が予測できたら死を意識するためのカウントダウンアプリを使ってみるようおすすめしています。

私はカウントダウンアプリと調べたところ上位にあった「DAYS」をダウンロードしてみました。

シンプルな仕様となっておりイベントを記載し、あと何日かをカウントダウンしてくれます。背景画像なども選べるためイベントに合わせてカスタマイズできます。

私は、「90歳(寿命)まで」「妻やまー君の誕生日」などを設定しています。アプリを開くたびに日数、週数、年数が生じされており、「あと何回家族の誕生日を祝えるのか」「友達と過ごす週末はあと何回なのか」想像できます。

自分の死を意識することで「今やりたいこと」「今後やってみたいこと」を明確に考えるようになりました。また、毎日必ず家族の写真や動画を撮るなど日々の行動も変わりました。

もちろん、お金だけでなく限られた時間とエネルギーをどのように使っていくのか能動的に考えていくことが必要と提唱されています。

ふる
ふる

まずは、自分の寿命をポジティブに考えてみませんか?

最後に

以上が、DIE WITH ZEROの紹介でした。

今まで何も考えずに働き貯蓄を選択してきた人に、「具体的にどのくらい貯めるのか考えることができているのか?」「人生最後に残るのは思い出ではないのか?」を優しく問いかけてくれる素敵な本でした。

最後までご覧いただきありがとうございました。


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